鼓膜をつくる手術(治療・手術)

鼓膜をつくる手術

小さいころから中耳炎で鼓膜に穴があり、耳漏になやんでいる方は聞こえも少しずつ悪くなってきます。また、叩かれて鼓膜に穴があき閉じない方には鼓膜形成手術を行います。

外来で行うことができ、手術時間も20分ぐらいで簡単な手術法です。手術の前にはパッチテストと呼ばれる検査をします。薄い紙(パッチ)を鼓膜の穴にあて、一時的に穴を閉鎖して聴力の変化を調べます。中耳の音を伝える部分に異常がなければ聴力が改善し、その場で聞こえがよくなることを自覚できます。

手術法

  • 手術の方法にもいろいろありますが、私どもは接着法を用いています。鼓膜せん孔の周辺に鼓膜麻酔液を置き、白く変色するまで待ちます。この麻酔で鼓膜操作の痛みが消失します。
  • 次に、耳介の後ろに局所麻酔をし、皮膚のしたの結合組織を採取し、これを鼓膜閉鎖の材料とします。
  • 鼓膜の穴の周辺を約1mmの幅で全周にわたり細い道具で切除します。結合組織を穴の大きさにあわせトリミングし、穴をふさぎます。
  • 固定のためフィブリン糊を周辺に適量使用し、手術終了です。

術後

  • 手術終了時より聞こえが良くなることを実感していただけます。
  • 耳内にはガーゼタンポンなど行わないので圧迫感もありません。
  • 当日は家で安静にしていただきますが、翌日からはいままでどおり仕事をしていただいて問題ありません。
●54歳男性 左中等度鼓膜穿孔

手術前

鼓膜形成直後

術後14日目

術後35日目

子どもの病気

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  • 蓄膿症
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